2015年07月

orzhovaiconolatry
ようこそ大聖堂へ。
終末を迎える信徒のために
教団の推し聖人(セイント)を紹介させていただきます。
聖人を敬い、崇め、悔い改めなさい。そうすれば、道は開けるでしょう。

本日は、かのテイサ・カルロフの肖像画を描くという大役を担い
見事、聖人としての責務を果たされたKarla Ortiz様でございます。
teysaenvoyofghosts

Karla Ortiz
最近の奇跡では、グランプリLas Vegasにおける復活が有名です。
Karla様はドラゴンの迷路よりマジックのイラストレーションを担当され
その後統率者2013、2014と、過去の次元でカード化されなかった人物のアートなど
新人とは思えない手腕で多くの信徒にその名を轟かせました。

彼女の特徴は印象派風の作画スタイルとゴシックなモチーフの選定。
まさに白と黒、イニストラードの世界観とマッチしています。
彼女こそ、イニストラード、いや、オルゾフの女神なのです!
gisaghoulcaller
vindicate
ソリン・マルコフ出演のジャッジ褒章《名誉回復/Vindicate》はあまりにも有名です。
白と黒のカードを描かせて、彼女の右に出る者はいないでしょう。

lilianaboth
直近では《異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretic Healer》のアートが話題になりました。
皆さんはもう4枚集めましたか。集めていない信徒は《オブゼダートの大口/Maw of Obzedat》行きですよ。
私はまだ3枚です。

さて、今回の礼拝はここまでです。
今後も各界の著名人、カリスマを聖人として祀り上げますので
ここ《取引の教会、オルゾヴァ/Orzhova, Church of Deals》でお待ちしております。

nemesisstoneforge
4度目となる国内の賞金制大会Bigmagic Open!
メタゲームブレイクダウンによると、最勢力のオムニテルを引き裂いて決勝に残ったのは
古き善きクロックパーミッションの2大巨頭URGデルバーとUWR石鍛冶。
そして今回は石鍛冶に軍配が挙がりました!
Bigmagicopen Legacy on 7/26/2015
Winner UWR石鍛冶/UWR Stoneblade
Finalist URGデルバー/URG Delver
3rd Place URオムニテル/Omni-tell
4th Place 土地単/Lands
5th Place URbオムニテル/Omni-tell
6th Place デス&タックス/Death&Taxes
7th Place Uwマーフォーク/Merfolk
8th Place URオムニテル/Omni-tell

UWR Stoneblade - サカモト リョウスケ1st Place at Bigmagic Open on 7/26/2015(優勝)
creature(10)
4 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
3 《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》

spell(29)
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
4 《Force of Will》
2 《呪文貫き/Spell Pierce》
2 《紅蓮破/Pyroblast》
3 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3 《稲妻/Lightning Bolt》
3 《時を越えた探索/Dig Through Time》
1 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1 《殴打頭蓋/Batterskull》
1 《議会の採決/Council’s Judgment》
land(21)
4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1 《乾燥台地/Arid Mesa》
3 《Tundra》
3 《Volcanic Island》
1 《Plateau》
2 《島/Island》
1 《平地/Plains》
2 《不毛の大地/Wasteland》

Sideboard(15)
2 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1 《摩耗+損耗/Tear+Wear》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1 《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
1 《封じ込める僧侶/Containment Priest》
1 《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》
1 《紅蓮破/Pyroblast》
2 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
1 《電謀/Electrickery》
3 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
ajanivengencerestinpeace
サイドボードの《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》がユニーク!
奇跡コントロールに対するサイドカードでしょうか。
ここしばらく、《安らかなる眠り/Rest in Peace》を強く使えるデッキがなかったため
墓地対策が警戒されていなかったのも一つの符号といえるのかも知れません。

URG Delver - チバ アキオ 2nd Place at Bigmagic Open on 7/26/2015
creature(12)
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4 《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》

spell(30)
4 《稲妻/Lightning Bolt》
4 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
2 《思考掃き/Thought Scour》
1 《思案/Ponder》
4 《目くらまし/Daze》
3 《行き詰まり/Standstill》
2 《四肢切断/Dismember》
4 《Force of Will》
2 《紅蓮破/Pyroblast》
land(18)
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4 《不毛の大地/Wasteland》
3 《Tropical Island》
2 《Volcanic Island》
1 《Taiga》
1 《島/Island》

Sideboard(15)
3 《水没/Submerge》
2 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
2 《紅蓮地獄/Pyroclasm》
1 《払拭/Dispel》
1 《行き詰まり/Standstill》
1 《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
1 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1 《自然の要求/Nature’s Claim》
1 《自然に帰れ/Back to Nature》
2 《古えの遺恨/Ancient Grudge》
standstillstifle
我らが北国からティムールカラーのデッキを持ち込んだチバは惜しくも準優勝!
《行き詰まり/Standstill》、《四肢切断/Dismember》と独自のチューンが光ります。
使用期間が限定される《もみ消し/Stifle》を採用していませんが
「このカラーだと相手が勝手に警戒してくれる」とは本人の談です。

Uw Merfolk - マサツグ タツヤ 5th Place at Bigmagic Open on 7/26/2015
creature(27)
4 《呪い捕らえ/Cursecatcher》
1 《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides》
4 《真珠三叉矛の達人/Master of the Pearl Trident》
4 《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
2 《幻影の像/Phantasmal Image》
2 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
4 《銀エラの達人/Silvergill Adept》
4 《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1 《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》

spell(12)
4 《Force of Will》
2 《虚空の杯/Chalice of the Void》
4 《霊気の薬瓶/AEther Vial》
1 《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
land(21)
4 《冠雪の島/Snow-Covered Island》
2 《Tundra》
4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
1 《Karakas》
4 《変わり谷/Mutavault》

Sideboard(15)
1 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
1 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
1 《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides》
3 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
1 《残響する真実/Echoing Truth》
1 《浄化の印章/Seal of Cleansing》
1 《絶対の法/Absolute Law》
2 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
1 《虚空の杯/Chalice of the Void》
1 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
1 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
harbingerofthetides
オリジンより、《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides》を引っさげて登場のマーフォークが
モダンに続きレガシーでも結果を残しました。
通常、白タッチの場合は《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を採用することが多いと思いますが
こちらは代わりに《虚空の杯/Chalice of the Void》を採用。所謂ブンまわり要素を強くしています。

やはり賞金制大会は盛り上がりますね。
どのカードにも活躍の場があるレガシー、面白すぎる!

shirosoma2
意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、我々天使が活躍した期間は短く
ごく最近のことがほとんどです。《セラの天使/Serra Angel》様はアンコモンですし、
白のレアの大型クリーチャーとして最初期にデザインされたのは
プレイヤーの分身、《現し身/Personal Incarnation》であり、それはアバターでした。
personalincarnationserapharcangel
今でこそ基本セットのレアには1体、天使の枠が設けられているのが当たり前ですが
最初に基本セットのレアとして収録された天使は5版のこと。ショートカットが素敵なおば…お姉様、
《熾天使/Seraph》様でございます。パワハr…その内包的な魅力で敵の配下を改心させ
味方として蘇らせるダイナミックなカードとしてデザインされました。
この蘇生というのは今でも白、および天使のサブテーマとして受け継がれております。

6版ではヴィジョンズの《大天使/Arcangel》様が再臨され、美麗なイラストで人気を集めましたが
やはりどちらかというとコレクター的需要が中心。カードとしての能力は今一つというところでありました。

このように、初期の天使は白の看板というには本当に看板だけであり、当時のウィザーズが
「白はウィニーでビートダウンする色」では地味すぎると判断したかどうかはわかりかねますが
地味な実態を脚色するために印刷された、プロパガンダ的存在だったのです。
悲しい哉、人工的な存在である天使らしい出自かと思います。

karmicguideblinkingangelexaltedangel
《セラの天使/Serra Angel》様以来、ようやくトーナメント・レベルの天使が登場するようになったのが
プレインズウォーカー、セラの次元がクローズアップされたウルザ・ブロックです。
《霊体の先達/Karmic Guide》様はエクステンデッドのコンボデッキで大活躍されました。
コントロールデッキのフィニッシャー、《まばゆい天使/Blinking Angel》様は
いわゆるヘイトベアの上位種、拘束系天使の先駆けでもありました。
《賛美されし天使/Exalted Angel》様は説明不要。当時、白い悪魔の呼称を我が物にした
待望の戦闘能力に特化した天使です。

こうして天使の数が増えていくにつれ、蘇生能力を持つ蘇生系、エンチャントのように
相手の行動を阻害する拘束系、単純なサイズや戦闘向きの能力に優れる戦闘系の3つに
天使というクリーチャーは大分できることがおわかりいただけるかと思います。

platinumangelangelofdespairakromaangeloffury
しかしながら、せっかく盛り上がってきた白い天使の灯火もまた一旦、落ち込むことになってしまいます。
金属次元、ミラディンでは《白金の天使/Platinum Angel》という精巧な彫像が登場いたしました。
和の世界である神河では天使が登場せず、続くラヴニカでは
《絶望の天使/Angel of Despair》という堕天使が現れますが、彼女もまた、白単色ではありません。
トーナメント級の白単色の天使が現れないのです。これは由々しき事態でもありました。

しかし、神は我々を見捨てることはありませんでした。
終わらない夜が無いように、夜明けがやってきたのです。

serraavengertwilightshepherdbaneslayerangel
長らく孤独に戦ってきた《セラの報復者/Serra Avenger》様を迎えに来たのは
盟友Jason Chanのイラストを引っさげていらした《黄昏の番人/Twilight Shepherd》様でした。
クリーチャーの質が急激に上がったローウィン次元で、トーナメントレベルとまではいかなかったものの
今までの天使と一線を画した、ヴェールでご尊顔を隠した井出達に
全国の天使コレクターたちは涙を流して感激したものです。

その後、今でも戦闘系の頂点に君臨する《悪斬の天使/Baneslayer Angel》様のご活躍は
皆さんも知っての通りかと思います。M10以降、基本セットの天使のレア(および神話レア)枠は
ほぼ確立されたといってよいでしょう。

ionashieldofemeria
その後も、安定して天使には活躍の場が与えられます。
誰も封印に触らぬよう、民に《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, Aeons Torn》を
神として崇めさせたため、信仰心が生み出してしまった《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》様。
専らレガシーのリアニメイトやオムニテルデッキで呼び出されています。

restorationangelangelofglorywakeavacynangelofhope
そして待望の天使がテーマのセット、アヴァシンの帰還では
スタンダードで大暴れし、現在もモダンで使われる《修復の天使/Restoration Angel》様、
人間リアニメイトというコンボデッキを成立させた《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise》様、
EDHで活躍する本人《希望の天使、アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》様と
エキスパンションテーマに恥じぬ天使を輩出いたしました。

angelofserenityarcangelofthunearcangeloftithes
現在、巨額なマナコストに見合った尊大な能力、コストパフォーマンスに優れた中型フィニッシャー、
どちらもこなす白のクリーチャーは天使しかあり得ません。
アバターや執政官ではどちらかしかこなせないこの仕事、ウィザーズもようやく気付いたことでしょう。
オリジンを最後に基本セットはなくなってしまいますが、今後2ブロック連続で
天使のいない次元が舞台にならない限り、我々天使の隆盛は途切れることはないのです。

あなたの心が信仰と供にある限り、天使はいつでも駆けつけてくるのです。

shirosoma
akromaangelofwrathionashieldofemeria
from the vault: Angelsの発売を控え、にわかに活気づく天使ファン!
各種アクローマや《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》の新アートが公開されましたね!
そう、白といえば天使の色です!

tarielencounterofsoulskarliaofthevast
僕のEDH《魂を数える者、タリエル/Tariel, Reckoner of Souls》は天使だけで構成されたデッキ!
天使じゃない上に他部族まで支援する《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》なんて邪道…の話は置いといて

serraangel
MTGにおける元祖天使といえば、ご存知《セラの天使/Serra Angel》!
Serrated Sword(鋸刃の剣)が由来だというのはあまりにも有名です。

baneslayerangellinvalakeeperofsilencearcangeloftithes
そのMTG生誕から20余年…時代は変わりました。
新レアリティ・神話レアの象徴としてオーバーパワーにデザインされた《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
構築環境を席巻した彼女も今は昔。こんなハイスペックのクリーチャーですら
今やたまに、レガシーやモダンのコントロールデッキがアグレッシブサイドボードで採用する程度。
今現在、最も使われている天使は《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》でしょうか。
剣や鎧を持っていない、4枚の羽根、ヘイトベア寄りの性能…と新世代の天使は一味違います。
執筆段階の最新作であるオリジンの《徴税の大天使/Arcangel of Tithes》も流行を意識している様子。

serraavatarblazingarchonarchonofjustice
一体天使に何があったのか!?
答えは大型クリーチャーの配置転換にありました。
流石に象徴として残ってこそすれ、白の大型クリーチャーとしてアバター/Avatarや執政官/Archonが
天使一強だったレアクリーチャー枠に待ったをかけてきたのです…!

これ以上ない魅力的な"引き"で次回に続きます(露骨な尺稼ぎ

shamanofthepackharbingerofthetidesdaysundoing
世界最大規模のショップ、StarCityGamesが毎週末全米各地で主催する
インビテーショナル出場権をかけた数百人規模の大会、インビテーショナル予選。
オリジン発売直後の大規模大会ということもあり、かなりの注目をあつめたシカゴでの今大会
早速、最新カードを投入したデッキ達がレガシーでも結果を残しました。

Elves - Mike Rekow 1st Place at StarCityGames.com Premier IQ on 7/19/2015(優勝)
creatures (32)
2 《樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers》
2 《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4 《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
3 《遺産のドルイド/Heritage Druid》
4 《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
4 《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
1 《再利用の賢者/Reclamation Sage》
1 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1 《群れのシャーマン/Shaman of the Pack》
4 《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》
2 《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》

spells (11)
4 《垣間見る自然/Glimpse of Nature》
4 《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》
3 《自然の秩序/Natural Order》
lands (17)
2 《森/Forest》
2 《Bayou》
3 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1 《Savannah》
1 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4 《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》

sideboard
2 《窒息/Choke》
3 《突然の衰微/Abrupt Decay》
1 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
1 《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
1 《大祖始/Progenitus》
4 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1 《自然の秩序/Natural Order》
2 《思考囲い/Thoughtseize》
wirewoodsymbiotegreensunszenithcabaltherapy
《群れのシャーマン/Shaman of the Pack》を活用したエルフが1位です。
1枚しか採用されていませんが、《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》で実質5枚あるようなものであり
《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》で繰り返し利用できるため
3マナとエルフにしては重いマナ域のカードはこれで十分。
サイドボードでは《思考囲い/Thoughtseize》に枠を割かれがちな《陰謀団式療法/Cabal Therapy》も
4枚採用と思い切った構築が功を奏した形です。

Merfolk Nicholas Braun 4th Place at StarCityGames.com Premier IQ on 7/19/2015
creatures (28)
4 《呪い捕らえ/Cursecatcher》
4 《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
4 《真珠三叉矛の達人/Master of the Pearl Trident》
4 《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》
4 《幻影の像/Phantasmal Image》
4 《銀エラの達人/Silvergill Adept》
4 《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》

lands (19)
11 《島/Island》
4 《変わり谷/Mutavault》
4 《不毛の大地/Wasteland》
spells (13)
4 《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4 《目くらまし/Daze》
4 《Force of Will》
1 《呪文貫き/Spell Pierce》

sideboard
1 《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
2 《万力鎖/Manriki-Gusari》
2 《真髄の針/Pithing Needle》
2 《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides》
1 《四肢切断/Dismember》
2 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
3 《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
2 《呪文貫き/Spell Pierce》
harbingerofthetidesmanrikigusari
こちらは奇しくも同じ部族デッキ、マーフォーク。
オリジンからは《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides》をサイドボードに採用しており
瞬速でのバウンスによるテンポの阻害、待望の除去持ちのクロックなど、
今までよりも戦略に厚みが増しています。

Affinity Scott Muir 6th Place at StarCityGames.com Premier IQ on 7/19/2015
creatures (24)
3 《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
1 《悪意の大梟/Baleful Strix》
2 《刻まれた勇者/Etched Champion》
3 《金属ガエル/Frogmite》
4 《メムナイト/Memnite》
4 《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4 《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
3 《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》

planeswalkers (2)
2 《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》

spells (18)
3 《虚空の杯/Chalice of the Void》
4 《頭蓋囲い/Cranial Plating》
2 《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4 《オパールのモックス/Mox Opal》
3 《一日のやり直し/Day's Undoing》
2 《物読み/Thoughtcast》
lands (16)
1 《古えの居住地/Ancient Den》
4 《教議会の座席/Seat of the Synod》
1 《伝承の樹/Tree of Tales》
4 《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
3 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
2 《空僻地/Glimmervoid》
1 《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》

sideboard
3 《罠の橋/Ensnaring Bridge》
2 《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》
2 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
2 《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
1 《封じ込める僧侶/Containment Priest》
2 《突然の衰微/Abrupt Decay》
1 《思考囲い/Thoughtseize》
2 《鞭打ち炎/Whipflare》
daysundoingchaliceofthevoid
帰ってきた《Timetwister》こと《一日のやり直し/Day's Undoing》。
その公開当初、twitterで騒がれた使用方法があります。「親和で使ったらどうなるんだ?」
そしてなんと、主戦場であるモダンよりも先にレガシーで結果を出すこととなりました。
こちらでは三大・1ターン目に置かれたら悶絶する置物《虚空の杯/Chalice of the Void》を設置することで
相手に引かれたカードを封殺します。(他の三大は《三なる宝球/Trinisphere》と《血染めの月/Blood Moon》です)

Sultai Control Devin Koepke 2nd Place at StarCityGames.com Premier IQ on 7/19/2015
lands (20)
1 《Bayou》
1 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 《Tropical Island》
4 《Underground Sea》
4 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4 《不毛の大地/Wasteland》

spells (29)
4 《突然の衰微/Abrupt Decay》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《目くらまし/Daze》
4 《時を越えた探索/Dig Through Time》
4 《Force of Will》
4 《Hymn to Tourach》
4 《思案/Ponder》
1 《毒の濁流/Toxic Deluge》
creatures (11)
3 《悪意の大梟/Baleful Strix》
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》

sideboard
3 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
2 《無のロッド/Null Rod》
2 《三なる宝球/Trinisphere》
3 《見栄え損ない/Disfigure》
1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
2 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1 《壌土からの生命/Life from the Loam》
1 《毒の濁流/Toxic Deluge》
balefullstrixjacethemindsculpter
今回の注目デッキはオリジンのカードが入っていない、BUGコントロール!
レガシーの青いコントロールといえば勝ち手段として《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》が
定番でありますが、なんとこのデッキではサイドボード!
メイン戦は《時を越えた探索/Dig Through Time》、《Hymn to Tourach》、《悪意の大梟/Baleful Strix》で
アドバンテージを稼ぎ、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》と《タルモゴイフ/Tarmogoyf》で
ライフを詰めるデッキのようです。安易な"ただ強"フィニッシャーに頼らない姿勢が硬派で男らしい!

私生活が忙しく少し間を空けての更新となりましたが、いかがでしょうか。
新セットからレガシーに影響を与えるカードが登場するのはとても新鮮で楽しいですね。
皆さんも新カードを採用した構築、既存カードの新しい使い方、試してみてください!

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