2015年07月

oshiete
教団の債務者の中には、レガシーは高額カードが多く
なかなか始めることができない…なんて考えてる愚か者はいないだろうか?

今回はUKのmanaleak.comより、そんな可哀想な被搾取階級プレイヤーでも組める
バジェット(格安)デッキを紹介しよう。

Mono-Blue Martyr Faeries, a Legacy deck by Christopher Cooper
Land(17)
15 《島/Island》
2 《幽霊街/Ghost Quarter》

Creature(33)
4 《フェアリーの悪党/Faerie Miscreant》
4 《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
4 《クイックリング/Quickling》
3 《フェアリーの騙し屋/Faerie Impostor》
3 《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
4 《空の軽騎兵/Sky Hussar》
2 《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
2 《スカーブの殲滅者/Skaab Ruinator》
4 《霜の殉教者/Martyr of Frost》
3 《審判官の使い魔/Judge's Familiar》
Spell(10)
3 《目くらまし/Daze》
4 《撃退/Foil》
1 《応じ返し/Snapback》
1 《虚空の罠/Void Snare》
1 《妨害/Thwart》

sideboard
4 《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》
2 《基本に帰れ/Back to Basics》
1 《象牙の塔/Ivory Tower》
3 《被覆/Envelop》
2 《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
1 《撹乱/Disrupt》
2 《幽霊街/Ghost Quarter》
faeriemiscreantmatyroffrostspellstuttersprite
青単色で大量のアドバンテージクリーチャーを展開する実にユニークなデッキだ。
マジック:オリジンからは早速《フェアリーの悪党/Faerie Miscreant》が採用されている。

ほとんどのクリーチャーがドローか、カウンター能力を内蔵しているので
アドバンテージを稼いだり、足止めをしたりする間に殴り勝つことができるだろう。
skyhusserfoil
驚くべきは、白マナソースが入っていないのに《空の軽騎兵/Sky Hussar》 を採用していることだ。
つまり完全に予見するためだけのカードだ。
手札であぶれれば《撃退/Foil》の弾にしてしまおうというところだろうか。

このデッキはまだまだ改良の余地が残されている。
本当に《霜の殉教者/Martyr of Frost》は必要か?《スカーブの殲滅者/Skaab Ruinator》は安定して出せるか?
もし君が《霊気の薬瓶/AEther Vial》だけでも入手することができたなら、
少なくとも草の根大会程度なら、他のレガシーデッキに互角に立ち回れるだろう。

Mono-Blue Faeries, a Legacy deck by Knight of Obligation
Land(18)
16《島/Island》
2 《フェアリーの集会場/Faerie Conclave》

Creature(30)
4 《フェアリーの悪党/Faerie Miscreant》
4 《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
4 《クイックリング/Quickling》
3 《フェアリーの騙し屋/Faerie Impostor》
4 《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
4 《ウーナの末裔/Scion of Oona》
4 《審判官の使い魔/Judge's Familiar》
3 《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
Spell(12)
4 《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4 《目くらまし/Daze》
4 《撃退/Foil》

sideboard
4 《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
3 《基本に帰れ/Back to Basics》
1 《象牙の塔/Ivory Tower》
3 《被覆/Envelop》
2 《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
2 《寒け/Chill》

scionofoonaillusoryangel
このサンプルでは他に、《ウーナの末裔/Scion of Oona》を採用してみたが
打点が欲しければ、オリジナルの《スカーブの殲滅者/Skaab Ruinator》や《幻影の天使/Illusiory Angel》も
候補になってくるだろう。いろいろ試してみてくれ!

ちなみに資産のある諸兄は《撃退/Foil》を《Force of Will》に、土地に《変わり谷/Mutavault》と
《不毛の大地/Wasteland》を少々、クリーチャーに《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》などを
追加するとアップデートできるぞ。《渦まく知識/Brainstorm》を使いたいならフェッチランドを忘れずに。

債務の騎士番外編、いかがだっただろうか。
今後も安いデッキをどんどん紹介してレガシー債務者を捕まえていく予定だ!
Be in Debt!

oshiete
みなさんおはよう、債務の騎士だ。
今日も奇妙な価格推移を見せるカードたちを紹介していくぞ。

blackcleavecliffsrazorvergethicket

blackcleavecliffsprice
razorvergethicketprice

ミラディンの傷跡で登場した序盤に限りデメリットなしの土地、通称"ミラ傷ランド"。
一番恩恵を受けているであろうアグロの色2種が謎の値動きだ。
実際のところ、それぞれモダンで結果を出しているジャンドと、エルフやアブザンで
使われているため全く謎というわけではないが、同属の他色がワンコイン前後なのに対して
《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs》の値上げ幅だけ尋常ではない。

もはやジャンドの参入障壁はレガシー並と言っていいだろう。

goblinchieftain
goblinchieftainprice
今週の今買っておけ枠は《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》。
《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》の再録で景気がいいモダンのゴブリンだが
それにしては、ほぼ必須パーツであるロードが安すぎる。
再録回数の多さ、《ゴブリンの王/Goblin King》という互換性の高いカードの存在、
レガシーでの《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》という競合相手と、要因は枚挙に暇が無いが
そうやってズルズルと買い時を逃しとんでもない値段になったカードを君たちは何枚も見てきたはずだ。

cabaltherapy
cabaltherapyprice
最後に個人的おすすめの銘柄はこちら、《陰謀団式療法/Cabal Therapy》。
レガシー熟練者にとっては《思考囲い/Thoughtseize》を凌ぐ手札破壊だ。
しかし価格はその半分。《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》もジワジワと値上がりしている現状、
お買い得としか思えないぞ。

そのうち、《組合式療法/Syndicate Therapy》とか収録されないだろうか。
それでは諸君、また合おう。

arcangeloftithes
本日は前回収まりきらなかったトークン呪文をまだまだご紹介!


ピンチの時はまかせろ!
waylaytimelyenforcementgideonsphalanx
白は防御の色。劣勢を弾き返す色であり
それを実現してくれるのがトークン・クリーチャー軍団だ。
《機を見た援軍/Timely Reinforcement》をインスタント・タイミングで使おうとするのは
白使いなら誰もが経験する通過儀礼のようなものだ。


殴れど減らず
millitiasprideprecinctcaptainbrimazkingoforeskos
攻撃時の誘発型能力も戦闘の達人、白の十八番である。
打撃力の増加から、息切れ防止、後衛の配置と軍隊を操っているかの如き挙動が楽しめる。

お供連れし者たち
bladesplicerattendedknightsellerofsongbirds
オマケ付きクリーチャーというのはコストパフォーマンスの白ならではの特典で
ポテトチップスに付いている野球カードのように手軽なオマケとしてトークンが選ばれている。
相棒はもちろん、《ちらつき/Flicker》などの明滅メカニズムだろう。
さらにこれらはレアリティの差こそあれ、どれも強さに絶妙な差異があって面白い。
特に並の兵士と互角以上に渡り合う、レディ・レン…何者なんだ。

転生、そしてBUSHIDO
karterswrathdoomedtravelerpromiseofbunrei
白は幽霊の色でもあるので、転生を司ることもある。
大体は死亡時の誘発でスピリット・トークンを出す、という形で描かれている。
非常に詩的で、美しさと強さを伴ったメカニズムだ。

最終兵器X
entresttheangelswhitesunzenithmartialcoup
最後に紹介するのはX呪文。どれもトーナメント・シーンで活躍した一線級のものばかりだ。
特に《天使への願い/Entreat the Angels》は現在もレガシーの奇跡デッキにおいて
コントロールを前にして、勝利への一筋の光明を見出そうとともがく
往生際の悪い対戦相手を介錯するとどめの一撃を担っている。

トークンにはマナ・コストがない。《漸増爆弾/Rachet Bomb》や《破滅的な行為/Purnicious Deed》で
いとも簡単にやられてしまう。
しかし逆に言えば、そんな手軽さが相手の虚を付き、突破口を開くことを可能にする
白の原点ともいえる戦略の一つでもあるのだ。

magicfightclub2

Munna's Magic Fight Club vol.2

日付:8月9日(日)
時間:11時開場 12時開始
場所:カードショップアリス
札幌市北区百合が原3丁目5-3
行き方はこちら

フォーマット:レガシー(公認) スイスラウンド
参加費:1000円
定員:64名
賞品:Bigmagic Openプレイマット、スリーブ、パック等!
bmopm-sample


主催:カードショップアリス
※大会期間中のトレードはOKです。金銭が絡むもの、専業トレーダーによるトレードはNG。
※"会場内のみ"飲酒OKです。(その他、常識の範囲内でお願いします)
運営:ムンナ ( knzkskΦgmail.com )

前回30人超を集めた、真夏のレガシーの祭典に君も挑戦しよう!
全日本2位のレガシープレイヤーも来札!?今こそ実力を測るときだ!

starfield
白好きといえば、カードのデザイン性やフレイバーを愛し
創作意欲に溢れ、独創性のあるデッキ構築や、サプライの工作も手がける
高学歴、高身長、高年収の紳士淑女であると相場が決まっていますが
そんな3Kプレイヤーの承認欲求を満たしてくれる、最も身近なアイテムといえばトークンでしょう。

angeltokenspirittoken
純正のものもいいですが、自分で絵を描いたりして作ったものや
お気に入りのマスコットなどで代用できるのもトークンの醍醐味。
今回の白染まは、そんなトークン戦術を得意とする白の歴史を紐解いていきます。
ちなみに、上記のトークンは現在のトークンカードの雛形ともいえるかなりレアなもの。

kjeldoranoutpostsacredmesaearthcraft
トーナメントレベルで最初の白いトークン生成カードといえば
《Kjeldoran Outpost》を抜きにしては語れないでしょう。
設置コストとして平地の生け贄を必要としますが、格安の3マナ相当で
1/1のトークンを生成でき、コントロールデッキや白ウィニーの全体除去に対する保険として活躍。
カウンターポストというアーキタイプのキーカードでもあります。

その後、純粋に白の呪文としては、ミラージュにて《聖なるメサ/Sacred Mesa》が登場。
《Kjeldoran Outpost》より安いコストで、より高性能なトークンを射出します。
《大地の知識/Earthcraft》という相棒を従え、無限トークンデッキも成立させました。

waylaymobilization
次に結果を出したのは、白らしからぬルールの抜け道を縫って使われることとなった
《要撃/Waylay》のホワイト・ライトニング戦略でした。
本来、急場のブロッカーを登場させるカードである《要撃/Waylay》でしたが
「次のターン終了時」という当時の書式と第六版のルール下では、
対戦相手の終了ステップ中に唱えることで、返しの自分のターン終了時まで
トークンを場に留まらせ、攻撃させることが可能だったのです。

しかし、こんな攻撃的な使い方は白の哲学ではなかったのでしょうか。
その後登場した《動員令/Mobilization》はかなり防御的なカードとしてデザインされ
新たな《Kjeldoran Outpost》として、当時の"白い悪魔"こと《賛美されし天使/Exalted Angel》と並んで
オンスロートのトップレアの座に君臨することになりました。

battlescreechdecreeofjasticeraisethealarm
このように、黎明期は"毎ターン生成する置物"系カードが多かったトークン呪文ですが
このあたりから"純粋にトークンを生成するスペル"もようやく顔を出してきます。
Magic OnlineのVintage Mastersで再録され大暴れした《金切るときの声/Battle Screech》や
サイクリングが凶悪な《正義の命令/Decree of Justice》、現在のスタンダードでも活躍する
《急報/Raise the Alarm》など、01~03年は第一次トークン黄金期といっても過言ではないと思います。

hourofreckoningleylineofthemeeks
その後、ラヴニカではセレズニア議事会/Seleznya Conclaveのテーマがトークンだったため
セレズニア対立というアーキタイプを成立させました。
しかし白単のカードとしては《報いの時/Hour of Reckoning》、《弱者の力線/Leyline of the Meeks》という
お膳立てがあった割に、飛び抜けて代名詞となるようなカードがなく、寂しいところ。

elspethknighterrantmartialcoupheroofbladehold
そしてしばらくは、特別にトークンデッキといえるアーキタイプは登場しない
トークン冬の時代が訪れます。《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》も
《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》もトーナメント・レベルですが
トークンデッキというよりは普通のデッキのフィニッシャーとしての性格が強いような…。

lingeringsoulsintangiblevirtuesecurethewastes
しかしイニストラードで《無形の美徳/Intangible Virtue》が登場して、
ついにトークンデッキは第二黄金期、一気にモダン級になる躍進を遂げました。
すべては《未練ある魂/Lingering Souls》のおかげですね。
それからの活躍は皆さんも知ってのとおり。

現在は直系の子孫、《荒野の確保/Secure the Wastes》の今後に期待、といったところ。
これだけ愛されているトークンカード!オリジナルトークンがいくらあっても足りません!


番外編:トークン対策カード達
aethersnapillnessintheranksdoggedhunter
どうも、オルゾフの"夜"の面です。トークン対策カードは大体黒に多いです。
直接の対策である《霊気の断絶/AEther Snap》はあまりにもニッチすぎて
ほぼ統率者戦専用といったところですが(一応、プレインズウォーカーも殺せるようになりましたが)
《集団疾病/Illness in the Ranks》、《悪性の疫病/Virulent Plague》という
構築級カードが登場してくれたので、これで一先ず喧しい軍団もおとなしくなることでしょう。

フレイバーに限って言えば、トークンは通常のクリーチャーと差異がないため
こうしたトークン対策カードは、デベロップがトークンデッキのパワーを抑えるためだけに
印刷することが多いようです。中々迷惑な話です。

そして(強さは別にして)何といっても最高のトークン対策カードは
《根気強いハンター/Dogged Hunter》でしょう。
自らが得意とする戦略を否定するような彼の存在は、まさに白の哲学"平等"を体現しているかのようです。

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