バーン。
マジックとともに歴史を刻んできたカード、《稲妻/Lightning Bolt》の昔から
由緒正しいアーキタイプとして、黒単に並んで根強い人気のあるデッキだ。
Full Foil Burn - Yamakoshi Nozomi Finalist at MMFC on 8/9/2015 | |
Creature(12) 4 《ゴブリンの先達/Goblin Guide》 4 《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》 4 《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》 Spell(29) 4 《稲妻/Lightning Bolt》 4 《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》 4 《Chain Lightning》 4 《裂け目の稲妻/Rift Bolt》 4 《発展の代価/Price of Progress》 2 《灼熱の血/Searing Blood》 4 《火炎破/Fireblast》 2 《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》 1 《極上の炎技/Exquisite Firecraft》 |
Land(19) 10《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》 4 《乾燥台地/Arid Mesa》 4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》 1 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》 Sideboard 2 《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》 1 《紅蓮地獄/Pyroclasm》 2 《赤霊破/Red Elemental Blast》 2 《紅蓮破/Pyroblast》 1 《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》 3 《粉々/Smash to Smithereens》 2 《罠の橋/Ensnaring Bridge》 2 《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》 |
バーンの面白いところだ。
ヤマコシは早速、マジックオリジンの新カード《極上の炎技/Exquisite Firecraft》を投入。
過去に幾つか存在した"3マナ4点火力"の事実上、上位互換であるこのカードは
「最後の一撃だけ打ち消せばよい」とライフ計算を誤った対戦相手を葬る炎となる。
《焼尽の猛火/Searing Blaze》ではなく
《灼熱の血/Searing Blood》を採用しているのも独自の点といえるだろう。
どちらも一長一短だが、クリーチャーがいればほぼ確実に仕事をする《灼熱の血/Searing Blood》と
それに加えてフェッチランドがなければ十二分とは言えない《焼尽の猛火/Searing Blaze》。
安定性やメタゲームを重視したヤマコシらしいチューンだ。
サイドボードは完全に青いデッキをメタっている。
《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》なんて、よほど青いデッキが多いと踏まない限り
容易に投入できるものではない。しかしそれで準優勝という結果を残しているのだから
ヤマコシのメタゲームの妙が光っているレシピといえるだろう。
この夏、フェアデッキにはスピードで、青いデッキにはサイドボードで勝てる
バーンという選択肢が、レガシーを熱くさせるのは間違いなさそうだ。