shirosoma9

白の魅力とは、何でもできること。
すべてのものは平等であるという哲学のもと、マジックの神は白にすべてを与えました。
おお、罪深き他の色の者に慈悲を。アーメン。

wrathofgodarmageddon
アルファの昔から存在したリセットボタンの代表格は双子でした。
《神の怒り/Wrath of God》は白がビートダウンだけに偏執しないように
神が与えたコントロールという道しるべの元祖です。
コントロールだけに片寄っても万能の民とは言えません。
ビートダウン戦術をサポートする《ハルマゲドン/Armageddon》は
黒と赤、そして緑しか使えなかった土地破壊の力を神が"平等に"分け与えたのです。

retributionofthemeekcataclysm
神は救いを求める弱者を見捨てたりはしません。
《弱者の報復/Retribution of the Meek》は過剰な暴力を奮う傲慢を罰します。
《大変動/Cataclysm》は贅沢を許しません。
モノに溢れた世の中を正しい方向へ導く、白とは何て素敵な色なのでしょう。

planarcollapse
数ある宗教画のように、世界の創生と終焉を描いた作品も多くあります。
《次元の崩壊/Planar Collapse》はセラの次元がファイレクシアの侵攻を受け、
完全な崩壊を迎える前に、ウルザの手によって
パワーストーンの一部に組み込まれる様子を描いたものです。

magetatheliondesolationgiantdesolationangel
あまりに有名、そして強力すぎる故、《神の怒り/Wrath of God》は様々な亜種があり
それを内蔵したクリーチャーすら存在します。
《獅子将マギータ/Mageta, the Lion》は能力の凶悪さもさることながら
名前、シルエット、そして白のレアという三拍子も四拍子も揃った名カードで
当時の少年たちの憧れでありました。
あまりの素晴らしさに《荒廃の巨人/Desolation Angel》、そして
《荒廃の天使/Desolation Angel》という白の美点を強奪した忌むべきならず者も
現れましたが、白マナがなければ自陣を崩壊させてしまう様はあまりに滑稽。
白という高潔な色は決して真似のできない完璧な色でもあったのです。

routkarterswrathlastpunishment
sunscourhallowedburialdayofjudgement
その後も、ブロックに1つはリセットボタンが登場し
元祖と微妙に異なるその効果の違いは、隠れたシナジーを生み出したり
EDH用のカードとして重宝されたりしています。
《審判の日/Day of Judgement》は、カードパワーの低下の象徴と嘆く声もありますが
ある意味、インフレを止め今後の方針を明確にしたパイオニアと言えるかもしれません。
こうやって周りに合わせて、柔軟に協調路線を採ることもできるのが白なのです。

terminusendofhostilities
《審判の日/Day of Judgement》によって、《神の怒り/Wrath of God》は終わりを告げた。
果たしてそうでしょうか。
後継にして最高傑作である《終末/Terminus》は、人智が起こした奇跡と言って
過言ではなく、レガシー環境で猛威を奮っています。
現時点で最新の白いリセットボタン《対立の終結/End of Hostilities》は
人間にして今最も神に近い存在、市川ユウキのスタンダードデッキに4枚投入されています。

白のリセットボタンとは、他の色のように無秩序に放っているのではありません。
世の中のことを考えて作られているのです。
増えすぎたものを間引く、社会機能の一端なのです。
皆さんも白を信仰しましょう。そして、より良い世界の創造のため取り組みましょう。
次回の白染まは、少し趣の違うリセット呪文を紹介する予定です。