環境への影響が強すぎるカードは即座に禁止される方針が
色濃く打ち出されているモダン。
2年前、《第二の日の出/Second Sunrise》が禁止カードに指定され
デッキとしては"終わった"はずのコンボデッキ、サニーサイドアップが
遠くヨーロッパの地で見事、復活を遂げました!

secondsunrisechromaticsphere

World Magic Cup Qualifier 2015 Belgium on 9/6/2015
Winner 歯と爪/Tooth and Nail
Finalist アリストクラッツ/Abzan Ascendancy
3rd Place
緑赤トロン/GR Tron
4th Place
ジャンド/Jund
5th Place
親和/Affinity
6th Place
親和/Affinity
7th Place
グリセルシュート/Grisoalbrand
8th Place
サニーサイドアップ/Sunny Side Up

Tooth and Nail - Johan Verhulst
Winner at World Magic Cup Qualifier 2015 Belgium
lands(22)
13 《森/Forest》
4 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
4 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》


creatures(16)
4 《旅するサテュロス/Voyaging Satyr》
4 《東屋のエルフ/Arbor Elf》
2 《永遠の証人/Eternal Witness》
2 《酸のスライム/Acidic Slime》
1 《歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels》
1 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
1 《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》

Spells(22)
4 《歯と爪/Tooth and Nail》
3 《原初の命令/Primal Command》
2 《調和/Harmonize》
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
4 《はびこり/Overgrowth》
3 《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
2 《肥沃な大地/Fertile Ground》

    
sideboard
1 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
3 《血染めの月/Blood Moon》
4 《自然の要求/Nature's Claim》
3 《炎渦竜巻/Firespout》
2 《窒息/Choke》
1 《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion》
1 《スラーグ牙/Thragtusk》
utopiasprawlgarrukthewildspeakertoothandnail
genesiswaveemrakultheaeonstornxenaghosgodoftherevel
この大会、優勝したデッキも珍しい、《楽園の拡散/Utopia Sprawl》デッキです。
基本戦略としては《楽園の拡散/Utopia Sprawl》、《はびこり/Overgrowth》、《肥沃な大地/Fertile Ground》の
3大マナ加速オーラのついた土地を、《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》や
土地をアンタップする擬似マナ・クリーチャーで何度も使いまわすことで大量のマナを生み出し
《歯と爪/Tooth and Nail》でフィニッシュするデッキのようです。

このタイプは緑信心とハイブリッドして《起源の波/Genesis Wave》型になることが多いですが
《歯と爪/Tooth and Nail》を用いて《歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels》と
《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》を同時に出す
ことで
より早く、確実に勝利をものにすることができます。


Sunny Side Up - Koen Jacobs
8th Place at World Magic Cup Qualifier 2015 Belgium
19 lands
4 《島/Island》
4 《幽霊街/Ghost Quarter》
4 《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
3 《平地/Plains》
2 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2 《光輝の泉/Radiant Fountain》


Spells(41)
4 《信仰の見返り/Faith's Reward》
4 《作り直し/Reshape》
2 《蔵の開放/Open the Vaults》
2 《秋の際/Edge of Autumn》
4 《彩色の宝球/Chromatic Sphere》
4 《彩色の星/Chromatic Star》
4 《胆液の水源/Ichor Wellspring》
4 《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》
4 《オパールのモックス/Mox Opal》
4 《テラリオン/Terrarion》
3 《睡蓮の花/Lotus Bloom》
1 《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》
1 《写本裁断機/Codex Shredder》

    
sideboard
1 《写本裁断機/Codex Shredder》
4 《防御の光網/Defense Grid》
1 《苦悩火/Banefire》
4 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
1 《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》
4 《残響する真実/Echoing Truth》
faithsrewardopenthevaultpyritespellbomb
chromaticstarclarkclanfoundryedgeofautumn
《彩色の宝球/Chromatic Sphere》、《彩色の星/Chromatic Star》といった
いわゆる"ほぞ"を《第二の日の出/Second Sunrise》、《信仰の見返り/Faith's Reward》で
使いまわし、《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》を撃ちつつそれを繰り返すコンボデッキ
―サニーサイドアップ。しかし、自分のターンに多くのことを行うソリティア的な性質と
ゲームを決めるまでに時間がかかることから、2013年5月、キーカードである
《第二の日の出/Second Sunrise》がモダンで禁止され、事実上の終焉
を迎えることになりました。

しかし、禁止から2年。まるでこのデッキの動きのように、ゆっくり時間をかけて
愛好家たちは水面下で再現を試みていたようです。
《第二の日の出/Second Sunrise》の代用品として、《蔵の開放/Open the Vaults》を。
《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》でマナを。
《秋の際/Edge of Autumn》がドローをサポートしながら勝利を目指します。

禁止カードがあっても、それを乗り越える手段がモダンには有り余っている。
そんなことを考えさせられる結果でした。
モダンには、まだまだ復活させられそうなアーキタイプは眠っているかもしれません!