先週末は海を越え、SCG Classicというイベントと
広島オープントーナメントにてレガシーが開催。
《時を越えた探索/Dig Through Time》禁止後、
デッキとしての成立が危ぶまれ、解体する者、
スニークショウに乗り換える(組み戻す)者が
後を絶たない、前環境の覇者オムニテル。
こちらはディグの代用品として
《祖先の記憶/Ancestral Memories》を採用。
一部で話題騒然となったデッキです。
基本的には《全知/Omniscience》設置後に
撃つカードですが、経験則的に素撃ちすることも
多々あると思われます。その際、墳墓と母聖樹の
2つのダメージランドは少々辛そうです。
またデュアルランドが1枚ずつしか採用しておらず
《虐殺/Massacre》はまだしも、
《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》3枚というのは
中々思い切った構築です。
いずれにしても、まだまだオムニテルは研究余地の
残されたデッキということが窺い知れますね!
U/W Stoneblade - Alexander Lapping12th Place at StarCityGames.com Classic on 12/13/2015
12位にはこれまた意欲作が登場。
《別館の大長/Chancellor of the Annex》を使用した
青白石鍛冶です。石鍛冶の名を冠してはいるものの
奇跡に近い、コントロールデッキのようです。
初手にあるとオート《目くらまし/Daze》として機能する
大長は、公開→《金属モックス/Chrome Mox》に刻印
することで爆発的にテンポを稼ぐことができます。
その間に《虚空の杯/Chalice of the Void》を設置したり
《祖先の幻視/Ancestral Vision》を待機する、
ソプターコンボを決める…など、能動的に動くことも
できるため、奇跡とは違うアプローチも納得です。
ここ最近一大勢力となっている土地/Lands系
デッキですが、またまた新星が登場。
ハンデスと土地サーチだけで
《暗黒の深部/Dark Depths》からのマリット・レイジ
発射に命をかけた、スゥルタイ・デプスです。
《輪作/Crop Lotation》と《森の占術/Sylvan Scrying》
《探検の地図/Expedition Map》と土地サーチを
惜しみなく投入。これだけあればすごい確率で
4ターン目に20/20のクリーチャーが駆け抜けそうです。
サイドボードから《不毛の大地/Wasteland》への
溢れんばかりの殺意を感じるのもポイント(笑)
本当に土地を利用したデッキが増えてきました。
テンポやコンボなど、高速デッキの復権が待たれます。
ところかわって日本は広島。
50人近く集まった今大会ではGP京都で
一世を風靡した所謂CTM(Counter-Top Mentor)型の
奇跡コントロールが優勝、そしてTOP8に3人を輩出。
西日本はまだまだ奇跡が強いようです。
"日本はBUG続唱が少ない"とよく言われていますが
BUGを唯一弱点とする奇跡が国内で結果を出すことで
まさにそんな俗説を裏付ける格好となっています。
誰がこの牙城を崩すのか!?年末のイベントも期待です。
広島オープントーナメントにてレガシーが開催。
StarCityGames Classic Legacy at Las Vegas on 12/13/2015 | |
Winner | UBRデルバー/Grixis Delver |
Finalist | ANT/Ad Nauseam Tendrils |
3rd Place | BUG続唱/Shardless Sultai |
4th Place | スニークショウ/Sneak Show |
5th Place | オムニテル/Omni-tell |
6th Place | マーベリック/Abzan Maverick |
7th Place | UBRデルバー/Grixis Delver |
8th Place | ANT/Ad Nauseam Tendrils |
creatures (2) 2 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》 lands (19) 3 《島/Island》 2 《古えの墳墓/Ancient Tomb》 4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》 1 《霧深い雨林/Misty Rainforest》 4 《汚染された三角州/Polluted Delta》 1 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》 1 《Underground Sea》 1 《Volcanic Island》 2 《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》 spells (39) 4 《全知/Omniscience》 4 《渦まく知識/Brainstorm》 4 《狡猾な願い/Cunning Wish》 4 《Force of Will》 1 《衝動/Impulse》 3 《呪文貫き/Spell Pierce》 4 《祖先の記憶/Ancestral Memories》 3 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》 4 《思案/Ponder》 4 《定業/Preordain》 4 《実物提示教育/Show and Tell》 sideboard 3 《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》 1 《エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call》 1 《電謀/Electrickery》 1 《火想者の予見/Firemind's Foresight》 1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》 1 《直観/Intuition》 1 《紅蓮破/Pyroblast》 1 《蟻の解き放ち/Release the Ants》 1 《呪文貫き/Spell Pierce》 1 《外科的摘出/Surgical Extraction》 1 《拭い捨て/Wipe Away》 2 《虐殺/Massacre》 |
《時を越えた探索/Dig Through Time》禁止後、
デッキとしての成立が危ぶまれ、解体する者、
スニークショウに乗り換える(組み戻す)者が
後を絶たない、前環境の覇者オムニテル。
こちらはディグの代用品として
《祖先の記憶/Ancestral Memories》を採用。
一部で話題騒然となったデッキです。
基本的には《全知/Omniscience》設置後に
撃つカードですが、経験則的に素撃ちすることも
多々あると思われます。その際、墳墓と母聖樹の
2つのダメージランドは少々辛そうです。
またデュアルランドが1枚ずつしか採用しておらず
《虐殺/Massacre》はまだしも、
《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》3枚というのは
中々思い切った構築です。
いずれにしても、まだまだオムニテルは研究余地の
残されたデッキということが窺い知れますね!
creatures (7) 3 《別館の大長/Chancellor of the Annex》 4 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》 lands (21) 6 《島/Island》 7 《平地/Plains》 4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》 2 《Tundra》 1 《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》 1 《Karakas》 spells (32) 1 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》 1 《殴打頭蓋/Batterskull》 4 《虚空の杯/Chalice of the Void》 3 《金属モックス/Chrome Mox》 1 《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》 1 《弱者の剣/Sword of the Meek》 4 《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》 2 《拘留の宝球/Detention Sphere》 4 《対抗呪文/Counterspell》 4 《Force of Will》 4 《祖先の幻視/Ancestral Vision》 4 《至高の評決/Supreme Verdict》 sideboard 2 《Helm of Obedience》 4 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》 1 《基本に帰れ/Back to Basics》 1 《盲従/Blind Obedience》 1 《拘留の宝球/Detention Sphere》 1 《亡霊の牢獄/Ghostly Prison》 1 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》 4 《安らかなる眠り/Rest in Peace》 |
12位にはこれまた意欲作が登場。
《別館の大長/Chancellor of the Annex》を使用した
青白石鍛冶です。石鍛冶の名を冠してはいるものの
奇跡に近い、コントロールデッキのようです。
初手にあるとオート《目くらまし/Daze》として機能する
大長は、公開→《金属モックス/Chrome Mox》に刻印
することで爆発的にテンポを稼ぐことができます。
その間に《虚空の杯/Chalice of the Void》を設置したり
《祖先の幻視/Ancestral Vision》を待機する、
ソプターコンボを決める…など、能動的に動くことも
できるため、奇跡とは違うアプローチも納得です。
ここ最近一大勢力となっている土地/Lands系
デッキですが、またまた新星が登場。
ハンデスと土地サーチだけで
《暗黒の深部/Dark Depths》からのマリット・レイジ
発射に命をかけた、スゥルタイ・デプスです。
《輪作/Crop Lotation》と《森の占術/Sylvan Scrying》
《探検の地図/Expedition Map》と土地サーチを
惜しみなく投入。これだけあればすごい確率で
4ターン目に20/20のクリーチャーが駆け抜けそうです。
サイドボードから《不毛の大地/Wasteland》への
溢れんばかりの殺意を感じるのもポイント(笑)
本当に土地を利用したデッキが増えてきました。
テンポやコンボなど、高速デッキの復権が待たれます。
Hiroshima Open Tournament Legacy at Johnny No Omise on 12/13/2015 |
1st Place | 奇跡/Miracles |
2nd Place |
12ポスト/12 Post |
3rd Place | リアニメイト/Reanimator |
4th Place | UBRデルバー/Grixis Delver |
5th Place | WUB石鍛冶/Esper Stoneblade |
6th Place | 奇跡/Miracles |
7th Place | UBRデルバー/Grixis Delver |
8th Place (Winner) | 奇跡/Miracles |
Spell(34) 4 《Force of Will》 4 《相殺/Counterbalance》 1 《呪文嵌め/Spell Snare》 1 《対抗呪文/Counterspell》 2 《紅蓮破/Pyroblast》 4 《渦まく知識/Brainstorm》 3 《思案/Ponder》 4 《終末/Terminus》 4 《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》 3 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》 3 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》 1 《議会の採決/Council’s Judgment》 Land(22) 3 《Tundra》 2 《Volcanic Island》 4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》 4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》 2 《乾燥台地/Arid Mesa》 4 《島/Island》 2 《平地/Plains》 1 《山/Mountain》 Creature(4) 2 《僧院の導師/Monastery Mentor》 2 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》 Sideboard 2 《封じ込める僧侶/Containment Priest》 1 《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》 1 《嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms》 2 《安らかなる眠り/Rest in Peace》 2 《血染めの月/Blood Moon》 1 《紅蓮破/Pyroblast》 1 《赤霊破/Red Elemental Blast》 1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2 《紅蓮地獄/Pyroclasm》 1 《天使への願い/Entreat the Angels》 1 《摩耗/Wear》 |
50人近く集まった今大会ではGP京都で
一世を風靡した所謂CTM(Counter-Top Mentor)型の
奇跡コントロールが優勝、そしてTOP8に3人を輩出。
西日本はまだまだ奇跡が強いようです。
"日本はBUG続唱が少ない"とよく言われていますが
BUGを唯一弱点とする奇跡が国内で結果を出すことで
まさにそんな俗説を裏付ける格好となっています。
誰がこの牙城を崩すのか!?年末のイベントも期待です。