突然だが《波止場の用心棒/Waterfront Bouncer》
というカードをご存知だろうか。
waterfrontbouncer
後にマーフォークのサブタイプを得た
このカード(メルカディアのマーフォークは
魔法で地上を歩くことができた)は、
《送還/Unsummon》のスペルシェイパーとして
少なからず認知され、そこそこ活躍していた。


時は流れて、2015年。
この用心棒の後継者が現れた。


zulaportcutthroat
《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat》
一見、何の繋がりもなさそうな両者。
だがよく見てほしい。

そう…彼らの共通点。
それは筋骨隆々でムキムキなのに
1/1しかない貧弱なパワータフネスだ。

殺し屋にいたっては、名前だけで「相打ちじゃん!」
とツッコミどころ満載だがフレイバーも秀逸である。

「エルドラージ?どうってことねぇな。ポケット膨らまして
夜中のズーラポートを歩いてみな。それが身の危険さ。」


「そりゃお前のパワーとタフネスならどこ歩いても
危険だろ!」
と言いたくなる。なんせ幼女二人と相打ちだ。
こう見えて、案外かなり優しいおっさんなのかもしれない。
どことなく、某世界的ロックバンドのヴォーカルっぽいし。
littlegirllittlegirl

今回はこんな、滅茶苦茶いかついイラストなのに
子供二人にK.O.される見掛け倒し軍団に
お越しいただこう。

ちなみに
・素のパワータフネスは低いが自身で強化できる。
・ダメージを飛ばす能力を持っている。

これらのクリーチャーは"能力を使っている瞬間を
イラストにした"と解釈できるので今回は除外する。

strongarmthug
《腕ずくの凶漢/Strongarm Thug》は
名前に反して、防御的なその能力とP/Tから
押さえつけられてる方が本体、というのは
当時よく言われたジョークだ。
golgarithug
こう1/1ばかりだと《凶漢/Thug》という訳に
問題があるような気もする。

headhunter
「1/1がどいつの首を持ってけんねん!」
イラストを見る限り、超弱そうなゾンビの首を
狩っているように見える《首を狩る者/Headhunter》
B級ホラー映画に出てくる殺人ピエロのような
姿だが、これも1/1。これでは襲われても怖くない。

ravenguildmaster
《師匠/Master》が弱いはずがない!
能力はその名に違わず派手だが
ちょっとこのパワータフネスでは
ギルドの他の構成員に示しがつかない気もする。

intrepidhero
上で挙げたルールにギリギリ触りそうだが
このRPGの最後の街で買えそうな装備一式
1/1、というのが見掛け倒しすぎて採用。
白の兵士は、重装備を生かせてない
クリーチャーがとにかく多い。例えば兵士トークンは
どれも3/2くらいはあってもいいようなものばかりだ。
academyraider
同じく、重装備シリーズ。
こいつは威嚇という能力にヒントが
隠されていそうである。

いかがだろうか。
もちろん、見掛け倒し軍団の中には
ディベロップ(カードバランスを整える)のため
やむを得ず1/1になったものも多くいる。
bayoudragonflysageowl
しかし、1/1というのはマジックでも最低レベルの
パワータフネスということもWotCは理解してほしい。
羽虫レベルである。
重装備の屈強な男たちが負けるのは
ファンタジーではない。がんばれ、見掛け倒し。